ヨーグルトメーカーを使用すれば、牛乳とヨーグルトを混ぜてセットしておくだけで、新たにヨーグルトを作れます。
そして、自作のヨーグルトを種菌として牛乳と合せば、また新たなヨーグルトを生み出すことが可能なんです。「R-1」のような、ちょっとお高めのヨーグルトなどは自分で増やせば、大幅なコストカットができますよね。
ただ、永遠に自分の作ったヨーグルトのみを継ぎ足していけるわけではありません。そこで、新し種菌に交換するタイミングや、種菌となるヨーグルトを作る時のポイントについて解説したいと思います。
- 新しい種菌に交換するタイミング
- 豆乳や加工乳で作ったヨーグルトは種菌として使えるのか
- 種菌となるヨーグルトを作る時のポイント

自作のヨーグルトを種菌にするのは何回まで?

明確に、「何回」という決まりはありませんが、醗酵力が弱まってきて固まりが悪くなってきたら新しい種菌にかえるタイミングです。
いつもより固まり方がゆるい場合、醗酵時間を延ばすことで固まるケースもあります。1~2時間醗酵時間を延ばしても固まらない場合は、新たに購入したヨーグルトを種菌にしてください。
また、いくら丁寧に消毒を行っていても、雑菌が付いてしまう恐れはあります。
ヨーグルトメーカーの販売メーカーに確認したところ、1ヶ月ほどで種菌の交換を推奨しているとの回答でした。何回も継ぎ足すことによって雑菌の繁殖リスクも高まりますので、発酵力が弱まっていなくても、1ヶ月に1回は種菌を新しくしましょう。
ヨーグルトが固まっていても、おかしな色や臭いがした場合は、食べずに処分してください。
豆乳で作ったヨーグルトは種菌にできる?

残念ながら、豆乳で作ったヨーグルトは種菌として使うことができません。低脂肪乳や成分調整牛乳といった「加工乳」も、しっかりと固まらず、ゆるいヨーグルトが出来上がるケースが多いです。
手作りヨーグルトを種菌としてを増やしていきたい場合は、「無調整牛乳」を使用してください。
ちなみに無調整牛乳とは、下記のような表示で販売されている牛乳です。
- 原材料名:生乳100%
- 無脂乳固形分:8.0%以上のもの
- 乳脂肪分3.0%以上のもの
種菌となるヨーグルト作りのポイント

種菌となるヨーグルト作りのポイントは、次の通りです。
- 容器や器具の殺菌をしっかりと行う
- 無調整牛乳を使用する
- ヨーグルトや牛乳は、新鮮で未開封のものを使用する
2~3日で食べてしまう場合とは違い、最初に菌が付着すると、醗酵させるたびにどんどん増えていくことになります。

できる限り雑菌をつけない、鮮度がいいものを使用する、といった点がポイントですね。
また、手作りヨーグルトを種菌として新たなヨーグルトを作る際も、なるべく作り立てのヨーグルトを使用するようにしてください。
自作のヨーグルトを種菌にするのは何回まで? まとめ
種菌を交換するのは下記のようなタイミングです。
- 完成したヨーグルトがゆるくなってきた
- ゆるくなくても1ヶ月に1回は交換
また、嫌な臭いや色をしていた場合は、食べずに処分してください。
ヨーグルトを作る際は、雑菌が繁殖しないように、使用器具や容器を殺菌してから行ってくださいね。

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