最近、スーパーのヨーグルト売り場では、様々な種類の「豆乳ヨーグルト」が販売されています。
ヨーグルトを豆乳で作るメリットというのは、どういったものがあるのでしょうか。
一般的な「牛乳で作ったヨーグルト」とどのような栄養成分の違いがあるのか見ていきながら、お話したいと思います。
今回の記事では
- 豆乳でヨーグルトを作るメリット
- 牛乳との栄養成分の違い
- 種菌として新たなヨーグルトを作ることができるのか
についてご紹介していきます。
豆乳でヨーグルトを作るメリット

スーパーのヨーグルト売り場でも、様々な種類の「豆乳ヨーグルト」が販売されています。
「イソフラボン」が入っていることや、「食物繊維」「低コレステロール」などを謳った商品が多いいですね。
他にも豆乳で作るヨーグルトは、牛乳で通るものと比べて
- 低カロリー
- 低脂質
- 低糖質
といった点がメリットとして挙げられます。
たま、牛乳に比べて鉄分も含まれているのもうれしいですね。
牛乳と豆乳の栄養成分の比較

原材料が違うため、「豆乳ヨーグルト」と一般的な「牛乳で作られてヨーグルト」では栄養成分が異なります。
具体的な数値を見ていきたいと思います。100g当たりの主な成分は下記の通りです。
牛乳 | 無調整豆乳 | 調整豆乳 | |
エネルギー(kcal) | 66 | 44 | 63 |
たんぱく質 (g) | 3.3 | 3.6 | 3.2 |
脂質 (g) | 3.6 | 2.0 | 3.6 |
炭水化物 (g) | 4.8 | 3.1 | 4.8 |
カルシウム (mg) | 110 | 15 | 31 |
コレステロール (mg) | 12 | 0 | 0 |
鉄分 (mg) | 0 | 1.2 | 1.2 |
「調整豆乳」の場合ヨーグルトを作るとあまりしっかりとかたまりませんので、ヨーグルトを作るときは「無調整豆乳」を使用することになります。
表を見てみると、牛乳に比べて無調性豆乳は、
- 低カロリー
- 低脂質
- 低糖質
であることがわかりますね。
そして嬉しいコレステロール0!!
ダイエット中の方には無調整豆乳のヨーグルトがおすすめです。
また、鉄分やイソフラボンなど、女性に嬉しい栄養成分も含まれている点も、豆乳のメリットです。
ですが牛乳の見逃せない栄養成分が、その豊富なカルシウムです。
糖質や脂質が気になる方は豆乳、カルシウムが欲しい方は牛乳、といった感じで選択されるのもよいのではないでしょうか。
豆乳ヨーグルトを種菌にできる?

豆乳で作ったヨーグルトを、種菌として継ぎ足していくことはできません。
ヨーグルトを作る際は、牛乳を使ったヨーグルトを種菌として使ってください。
市販のヨーグルトを種菌として使用する場合も、「豆乳ヨーグルト」や「アーモンドミルク」のヨーグルトなどは使用できません。
豆乳ヨーグルト *作り方*

無調整豆乳……900ml
プレーンヨーグルト……100g
消毒した容器に、豆乳とヨーグルトを入れしっかり混ぜ合わせます。
40℃で6時間保温します。
冷蔵庫でしっかりと冷やせば完成です。
発酵温度や醗酵時間は、お使いのヨーグルトメーカーを参考にしてください。
お使いのヨーグルトメーカーや、室温によっても出来上がり時間は変わってきますので、固まり具合を見て調節してください。
気になる豆乳ヨーグルトの味は?
豆腐味のヨーグルト、といった感じでそれほど食べづらいとは感じませんでした。
無調整豆乳の風味が苦手な方は、牛乳と豆乳1:1にしてヨーグルトを作ると、豆乳の風味がマイルドになって食べやすいと思います。
豆乳ヨーグルト まとめ
豆乳でヨーグルトを作るメリットは、
- 低カロリー
- 低脂質
- 低糖質
- 低コレステロール
という点です。
ヘルシーなのでダイエット中の人にもおすすめですね。
ただ、種菌としては使用できませんので、手作りする際は牛乳で作ったヨーグルトと豆乳を混ぜて作ってください。
無調整豆乳が苦手という方は、牛乳と1:1で作るのもおすすめです。

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