道の駅や地域の農産物直売所、いわゆる「ファーマーズマーケット」は利用されますか?
季節の新鮮なお野菜がお安く手に入れられるので、私はよく足を運びます。
普段食卓には並ばないようなちょっと珍しいお野菜達との出会いも楽しみの一つです。
でも、
「苦かったり、クセが強かったりしたらどうしよう」
「味が想像できないので調理方がわからない」
と結局、見慣れたお野菜だけを買ってしまいがち。
そこで、勇気を出して新しいお野菜達の調理に挑戦していきたいと思います。
直売所で見つけたちょっと珍しいお野菜
本日手に入ったのは、おかわかめ、つるむらさき、空心菜です。

かなりたっぷり入っていますが、かなりお安く手に入れることができました。
今回は、「おかわかめ」についてご紹介していきたいと思います。
おかわかめとは?

オカワカメは熱帯アメリカまたは熱帯アジアに自生するつる性の多年草です。日本には中国から長寿の薬草として伝わり、雲南百薬(うんなんひゃくやく)とも呼ばれています。
NHK趣味の園芸より
百薬というように、葉酸やミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅)、ビタミンAを多く含み、栄養価が高いことから、健康野菜として注目されています。
なんと百薬と言われるほど高い栄養価が!
葉酸、カルシウム、ビタミンAなどどれもうれしい栄養素ですね。
加熱するとさらにぬめりが出て食感もみためもわかめのようになることから「おかわかめ」と名付けられました。
他の葉物野菜に比べると、葉が少し分厚いというか肉厚な感じがします。
直売所では、汁物やお浸しがおすすめと教えていただきました。
生でも食べることはできますが、サラダに使う場合は湯通しした方がよいとのこと。
というわけで実際、生で食べてみました!
おかわかめ 生食してみた結果

葉をちぎってみた感じ、断面を触ってもぬめりは感じません。
勇気を出して口に入れて租借したところ、粘り気を感じました。
それと同時に、青臭さと苦みも口の中に広がりました。
確かに食べられないことはないですが、これはちょっと食べづらい……。
湯通しもしてみたのですが、湯通ししただけでは青臭さ、苦みが抜けきらず、こちらも食べやすいとは言えず……。
しっかり火を通してから食べた方がよいことがわかりました。
おかわかめ 茹でるとどうなる?
おかわかめがしんなりするくらいまで茹でてみました。
時間にすると40~50秒ほどです。

右側が茹でたおかわかめの様子。
しんなりすると、色つやが変わって本当にわかめのようですね。
触ってみると糸を引くほどの粘り気はないですが、ぬめりがあることがわかります。
食べてみたところ、苦みや青臭さがかなり減り、食べやすくなりました。
ちょっとシャキシャキした食感があるワカメという感じです。
味の方はワカメに比べるとやや苦みは強いですね。

おかわかめを使ったおすすめメニュー
おかわかめの卵スープ

少し食感があるワカメ、という感じでおいしく食べることができました。
ゆでると青臭さや苦みは気になりません。
下ゆでせずにそのまま投入しましたが、スープにえぐみ等なく、かえってコクが出たように感じました。
おかわかめのサラダ

湯通しのみでは、苦み、青臭さともに抜けきれずちょっと食べづらかったので、下茹でして粗熱をとったあと、サラダの具材として使用。
スープにするよりも、サラダとして食べる方がおかわかめの苦みを少し強めに感じました。
ワカメサラダよりも、若干苦みがあって、食感が少しシャキッとする、程度で大差はないです。
直売所で見つけたちょっと珍しいお野菜「おかわかめ」まとめ
いかがでしたでしょうか?
「おかわかめ」と「わかめ」の違いは
- おかわかめの方がシャキッとした食感がある
- おかわかめの方が苦みが強い
といった感じですね。
調理法としてはワカメと同じ使い方で問題ありませんでした。
この苦みが癖になるという方のいらっしゃるのではないでしょうか?
これからも珍しいお野菜を見つけたらチャレンジしていきたいと思います。

コメント